どうも数十万円吹っ飛んだ人です。先日の雑記でも書きましたが、PCを新調しましたのでさらっと記しておきたいと思います。
ちなみにPCスペック一覧の記事は追記更新済みです。
まず今回のPC新調のきっかけについて。
一番の理由としては、前のPCが稼働開始から丸4年経過した事です。
以前から、丸4年が経過したらそこから1年以内にPCを買い替えようというのは考えていたので、もうそんな時期かぁなどと考えておりまして。しかし、ここ数年はPCパーツの値段がやたら跳ね上がっており、そう簡単には決断出来ないような状況でした。とは言え、じゃあ1年以内に値段が下がるかと言われるとそんな事はないと考えられる状況であり。加えて、Windowsは10が最後だと言っていたのに勝手に11を登場させていて、つまりwin10は今後新規購入出来ない事が考えられるわけで。
以上から、じゃあもう今買うしかないかぁとなり、購入する事となりました。
さて、買うと決めたはいいが、じゃあスペックはどうしましょう。
まあほぼ決まっていたようなモンではあるのですが。当初の想定では、現行か1つ前のcore i7に、GeForce1600系統のうち4画面を出せるもの。メモリは32GB積んで、ストレージはSSDが500GBもあれば十分、と考えていました。
が、人と話したりしてよくよく検討してみると、現行、つまり12世代のintelCPUを見た時、i7とi5でそこまでスペックに差が無いのでは、と気付きまして。いやまあ差が無いわけではないのですが、私はそこまでマルチスレッドを重視していないので、そこを除外してしまうと差はかなり小さくなり。じゃあi5でいいじゃんという事になり、CPUはi5に変更。
一方で、グラボに関しては本当に品がなく高い。そして4画面を出力出来るものが少ない。さらに、検討中のタイミングで3000番台に新たに3050が登場し、1600系統とそこまで値段差が無かったため、じゃあ3050でいいんじゃね、ほぼ確定で4画面出せるし、という事になり、こちらは3050へとグレードアップ。ミドルスペックがあって4画面出せればいいのでいわゆるQuadroも選択肢にはあったのですが、結局見送りになりました。
ではこの条件で、かつ拡張性などを考慮してミドルタワーケースを採用しているモデルを探してみましょう。私はこれまでパソコン工房をメインに使ってきたのですが、ぱっと見た感じミドルタワーでこのスペックは用意されていない様子。ドスパラにもありませんでした。パーツの型番が見えてるという事でサイコムも考えていたのですが、こちらは少々お高い。サイコムをメイン候補としつつ他に無いか探していると、そう言えばTSUKUMOもやってましたねぇと、迷わずゲーミングではなくクリエイターモデルへ。これは、私の使い方が瞬間的な高スペックではなく、24時間365日連続稼働のミドルスペックを要求しているため、瞬発力よりも安定性を重視したためです。そんな使い方するならサーバー買えと3人ほどに言われているのですが、そんなもの買える金もスペースも無いのでパソコンでなんとかさせてください。
まあそんなこんなでTSUKUMOで見てみると、なんとまあ私の要求通りのモデルがあるじゃありませんか。SSDは最低が1TBと無駄にデカいですが、それでもサイコムで組むより安い。という事で、TSUKUMOに決定。最終確認をして、最後は勢いでえいやーとポチりました。
PC本体を注文したところで、さらに必要な周辺機器も購入。
まず、DisplayportからDVIへと変換するアダプタ。
前PCではまだグラボにギリギリDVIが残っていたのですが、今回ついに消滅(DPx3,HDMIx1)したため、DPからDVIへと変換するアダプタを適用なやつ購入。
画面側はまだ古いのかコストカットなのか、DPどころかHDMIすら搭載しておらず、DVIとD-Subしか無いため、まだしばらくは変換を噛ませて使う事になります。
次に、HDD。
BTOではストレージはSSD1TBのみですが、まあ当然ながら足りるわけはないので、HDDを別途注文。可能ならカスタマイズで組んでもらいたかったのですが、カスタマイズ欄に積んでほしい型番が存在しなかったので、仕方ないので自分で取り付ける事に。モノはWD RedPlusの4TBと2TB。
PC本体の発送時にポイントが付くため、先に4TBを注文し、PCが発送されポイントが付いたところで2TBを後から注文。2200ポイントほどを有効活用する事が出来ました。
ついでにSATAケーブルも注文。家に余ってる気はしますが、そこまで高いものでもないのでこちらも新調しておきました。
続いて、LANのハブ。
一応所有はしていたのですが、10年ほど前に1000円程度のやつを適当に買ったため、速度が10M/100Mbpsにしか対応しておらず、数年前からこのハブは外して直接LANケーブル繋いでいました。他の機器はwin7だったり無線で接続可能だったりだったので不自由はしていなかったのですが、PC入れ替え作業時にはどうしても2つのPCを同時に起動するタイミングが出てくるため、無いわけにはいかず。
というわけで、1Gbps対応の適当なやつを注文。2000円くらいでした。
一通り注文が終わり、周辺機器から続々と届く中、前PCではデータの整理、というか引っ越し準備を開始。
いらないファイルを削除しつつ、外付けHDDへとデータをコピーしていきます。しかも、引っ越し作業中に万が一にもデータが飛ばないよう、バックアップを取ってから、別の外付けHDDに引っ越し用ファイルをコピーするというやたら時間のかかる事をしています。
ちなみに持っていくデータはおよそ2.5TB。何がそんなにあるんでしょうね。音楽とか写真とかマイクラ関連とかで平気で数百GBずつありました。いつの間にそんなに増えたんだ……。
なんて事をしている間に、PCが予定より1日早く到着。土日を挟んでいるのに注文から5日程度、つまり3営業日ほどで届きました。
PCの箱が毎度デカいのはいつもの事として、開封して取り出してみた最初の感想は「でかっ」でした。あれ、ミドルタワーだよな、フルタワー頼んでないよなと疑ってしまいました。実際のところ、これまで使っていたミドルタワーより一回り大きいもので、とは言え規格的にはちゃんとミドルタワー。まあ置き場所がギリギリなんて事はないので問題は無いのですが、普通に部屋に搬入するのに苦労しました。重い、デカい。
とりあえず部屋に仮置きして、まずケースをオープン。こんな感じなんですねーと中を見てちゃんとパーツやらファンやらが搭載されている事を確認した後、ニッパー登場。電源のケーブルを縛ってるやつを真っ先に切断しました。せめて起動確認してからやるべきだった気がします。
次に、サブのキーボード、マウス、画面(HDMIでテレビへ)を接続。電源を繋いで、スイッチオン。ちゃんと各所のファンが回ってる事を目視で確認してからケースを閉め、windows10のセットアップ作業。まだネットは繋がず、ローカルアカウントでセットアップを完了させます。
なんじゃこの壁紙はなんて思ったデスクトップにたどり着いたところで、dxdiagを起動し内部的にも注文スペックと合致してますねというのを確認し、シャットダウン。
続いて、事前に用意しておいたUSBメモリからMemtest86を起動。メモリのテストを行います。
やたら時間がかかると噂のハンマーテストだけ外し、4passでテスト開始。一晩くらいかかるかなーと思っていたのですが、CPUの進化なのか1passが40分もしないうちに終了。4passでも2時間半で終了しました。ちなみにこの時点でメモリは32GBです。こんな早かったっけという気持ちになりました。
メモリテストが終わったところで、電源を落としてまたケースをオープン。先に届いていた4TBのHDDを取り付けます。ケース内をすっきりさせる思想に若干苦労しつつも、なんとか取り付け完了。起動したら今度はHDDを検査にかけます。
WDのツールを使い、クイックスキャンをかけ、続いてフルスキャン。さすがに4TBのフルスキャンともなると時間がかかりますが、こちらはメモリの時と違い私の想定通り。1周あたりおよそ7時間かかっていました。
7時間のフルスキャンの後にはゼロ書き込みをこれまたフルで7時間実行。なんて事をしている間に、2TBのHDDが届いたので、ゼロ書き込みが終了したタイミングでこちらもPCに取り付け。
4TBにwindowsのディスク管理からフォーマットをかけてる間に、2TBにクイックスキャンとフルスキャン、ゼロ書き込みを実行。windowsフォーマットももちろんフルフォーマットなので7時間かかるわけで、その間にフルスキャンとゼロ書き込み(4時間x2)を実行出来たので時間短縮になりました。4TBにフルフォーマットが終わったところで最後の確認としてもう一度フルスキャンをかけ、その間に2TBの方はwindowsフルフォーマット。最後に2TBにフルスキャンをかけて、HDD検査は完了です。
ええ、HDDの稼働開始まで24時間以上かかりましたとも。とは言え、この流れは私がHDDを新調した時は毎回やってる事なので、言うなれば「いつものこと」です。当然外付けHDD相手でもやっています。
そんなHDD検査をやってる間にもデータコピーは続き、検査終了と大体同じくらいのタイミングで引っ越し用のデータのコピーも完了。
データを書き込む前に、先にセキュリティ設定を済ませ、ここでようやくLANケーブルを接続。WindowsUpdateを何回か適用したところで、準備完了。
用意した外付けHDDは2つ。書き込み先である内蔵HDDも2つ。という事で外付けHDD2つとも繋いで、内蔵2つへ同時に書き込んでいきます。書き込み作業は休憩も含め、およそ10時間ほどかかりました。
データを書き込んだところで、使用するソフトのインストール作業。インストーラーはほぼ全て一ヶ所にまとめておいたので、片っ端からインストーラーを起動していく作業。
ソフト類は可能な限りポータブル版を使う事で、フォルダのコピペだけで引っ越しが出来るよう心掛けてはいたのですが、インストーラーを使用する必要のあるやつも当然存在するわけで。なんやかんやで2時間ほどかかりました。
これらが済んだところで、ようやくメイン機の入れ替え。
前PCをシャットダウンし、増設していたメモリ8GBx2を取り外して新PCへ移植。ついでにUSB増設ボードも移植。確認の意味でMemtest86を1周だけ走らせて問題が無い事を確認してから、PCの場所を入れ替え、新PCにメイン用の画面やらキーボードやらのケーブル類を接続。
画面のケーブルが4本に、USBのキーボードとマウス。手元で接続するためのUSB延長ケーブルが3本に、オーディオインターフェースへのUSBが2本。さらにUSBハブが1本で、USBは合計8本ですね。増設ボードが役立ちました。そしてLANケーブルと、音声出力が前と後ろで1本ずつ。最後に電源を接続。合計で16本ですか。そりゃケーブルまみれになるわ。
それらを接続し、起動。すると、起動時にロゴが表示される画面が思ったものと違ったため、起動処理が済んでから、電源を入れたまま画面ケーブルの入れ替えを敢行。
マルチディスプレイの設定やら、それ以外にもWindowsの設定やらをあれこれ行い、普段使用するソフトの起動や動作の確認なども行い、まあとりあえず使えるでしょう、残りは使う時に都度確認でよいでしょう、となって今ココです。
いやあ、PCは届いても1週間は使えないぞという勘はあったのですが、見事に当たりました。
たぶんここまで厳重に検査する必要は無いと思うのですが、例えばデータの書き込み中に初期不良が発覚したなんて事になるとそれはそれで面倒なので、私はある程度の検査は毎回やるようにしています。
さて、気になる新PCになった事による実感ですが。
私はゲームとしてはほぼマイクラしかやってないのでマイクラの話、しかも私のワールドという超特殊環境における話なのですが、しっかりと改善されておりました。
具体的には、ネザーにある永久光量産ライン。前PCでは10fps前後だったものが、新PCではなんと30fps前後へと大幅に改善されました。これはかなり嬉しい。まあこれ以上の設備増強をするといよいよダメな気がするので、30fpsからまた下げるような行動はしないのですが、快適に動けるようになったのは素直に嬉しいです。というか、クラス的にはi7からi5に下がっているのですが、それでも数値が改善されるとは。世代差というのはやはり大きいんですね。
それ以外では現状特に無く。
この無いというのが重要でして。前回のPC入れ替え時はwin7からwin10へと移行する事もあり変更点が多すぎてストレスがすさまじかったので、あまり変わってないという感覚はとても重要なのです。まあ今回はwin10からwin10ですしね。変わってもらっても困るのですが。
そんな感じで、新PCへと移行が完了しました。
前PCについてはすぐ起動出来る状態で、まだ横に置いてあります。たぶん半年もすればそうする必要もなくなるはずなので、半年くらいはその辺にいてもらうつもりです。
今回はPCの導入に伴って廃棄したものは無く、単純に増えたので、現在部屋にはデスクトップPCが4台転がっています。なんかその辺PCだらけです。一番古いものでは第一世代core i5とかが積まれており、すごい世代差を感じる空間になっています。グラボは確か7600GSとかいうやつでしたかね。未来の製品か何かですかね。
最後に、新旧PCスペック一覧をコピペしておきます。ここまでの文字数は約5700字でした。
・四代目PC 購入当時 2018/02
OS:Windows10 Pro 64bit
CPU:Core i7-8700K 3.70GHz-4.70GHz
メモリ:32GB
グラボ:GeForce GTX1060 6GB
HDD:2TB(Seagate)
電源:500W
・四代目PC 部品移植前 2022/01
OS:Windows10 Pro 64bit
CPU:Core i7-8700K 3.70GHz-4.70GHz
メモリ:48GB
グラボ:GeForce GTX1060 6GB
SSD:500GB(SATA WD Blue)
HDD:2TB+2TB(WD Red)
電源:500W
・五代目PC 執筆時現在 2022/02
OS:Windows10 Pro 64bit
CPU:Core i5-12600K 3.70GHz-4.90GHz
メモリ:48GB
グラボ:GeForce RTX3050 8GB
SSD:1TB(SATA WD Blue)
HDD:4TB+2TB(WD RedPlus)
電源:750W